サイアムカントリークラブ オールドコースは、タイ・パタヤに位置する名門コースです。

世界中のゴルファーから熱い注目を集めており、アジアを代表するコースとして親しまれています。プレーの充実度と、南国ならではのリゾート体験。そのうえ、LPGA（米女子プロゴルフツアー）の舞台にも選ばれており、まさにゴルファーの聖地です。

本記事では、そんなサイアムカントリークラブ オールドコースの特徴と魅力について、紹介していきます。

サイアムカントリークラブ オールドコースの基本情報

住所	50 Moo 9　T.Pong　A.Banglamung　Chonburi 20150
営業時間	8時～17時
アクセス情報	パタヤ市街から車で約30分
連絡先	038-909-700

サイアムカントリークラブ オールドコースは、1971年に開業したサイアムカントリーのなかで最も歴史のある名門ゴルフ場。バンコクからは、車で約1時間45分程度、パタヤ市街からは約30分という好立地です。スワンナプーム国際空港からは、約1時間半となっています。全体的に、どこからでもアクセスしやすいです。

サイアムカントリークラブ オールドコースの魅力

サイアムカントリークラブ オールドコースは、非常に長い歴史のあるタイ屈指の名門ゴルフ場。アクセスが良好で、オールドコースという名前ではあるものの改修されて新しくなっているなど、特徴が豊富です。サイアムカントリークラブ オールドコースの魅力を紹介します。

戦略性が高いレイアウト

サイアムカントリークラブ オールドコースは、タイで最も古いゴルフ場のひとつです。それでいて、常にメンテナンスされており、美しい状態が保たれています。

2007年には全面改修が行われ、戦略性の高いレイアウトになりました。

緩やかな起伏のなかに、巧妙なバンカーと池を配置し、攻める楽しさと守る堅実性を兼ね備えたコースレイアウトが特徴です。場面に応じて、冷静に状況判断を行う楽しさがあります。

さらに、グリーン周りは高難易度。ピン位置によってスコアメイクが大きく左右されるため、上級者には燃えるような挑戦心を、初中級者には実力アップのチャンスを与えてくれます。

LPGA公式戦も開催される格式高いコース

サイアムカントリークラブ オールドコースは、LPGA公式戦の開催地として有名です。

トッププロが繰り広げるハイレベルな戦いが行われるコースでプレーできるのは、ゴルファーにとっては非常に大きな楽しみであり、誇り。実際に世界のトップが攻略に苦しみ、時にはスーパープレーを残してきたホールを攻略する体験は、何者にも代えがたいものです。

完璧なメンテナンスと極上のホスピタリティ

サイアムカントリークラブは、タイで最も歴史が深い名門ゴルフ場だけのことはあり、しっかりとメンテナンスが行き届いています。

フェアウェイの芝の手入れ、グリーンの速さや状態は常にトップクラス。そのうえ、カート道路を完備しており、快適なクラブハウスも完備しています。

さらに、タイ特有の専属キャディのレベルが非常に高く、距離感やラインのアドバイスまで的確です。

完璧なメンテナンスと極上のホスピタリティで、海外ゴルフに不慣れな方でも、安心してラウンドを楽しめます。

サイアムカントリークラブ オールドコースのトーナメント開催実績

サイアムカントリークラブ オールドコースといえば、ホンダLPGAタイランドの開催地として有名です。この大会は、世界最高峰の女子トーナメントのひとつ。2010年には、日本の宮里藍選手が優勝したことで話題になっていました。

近年では、2025年にエンジェル・イン選手が優勝、岩井明愛選手が2位に。毎年のように、トッププロによる激戦が、サイアムカントリークラブ オールドコースで繰り広げられています。

また、タイランドオープンなどほかの大会の開催実績もあり、サイアムカントリークラブ オールドコースのトーナメント開催実績は非常に豊富です。

サイアムカントリークラブ オールドコースの特徴

サイアムカントリークラブ オールドコースは、非常に魅力的なゴルフ場です。ホスピタリティが行き届いているだけでなく、コースの戦略性の高さが大きな魅力。サイアムカントリークラブ オールドコースのプレーの特徴を、紹介していきます。

バンカーが多く配置されている

サイアムカントリークラブ オールドコースには、バンカーが非常に多く配置されています。その数は、101にものぼり、バンカーを主体とした戦略性の高いホールが多いのが特徴です。

たとえばホール2には、メインランディングエリアの短いバンカーと長いバンカーが配置されています。そのうえ、グリーン右前方に小さなバンカーがひとつあり、気を抜けばすぐにバンカーに入ってしまいかねません。

数が多いだけでなく配置も練られており、この数々のバンカーによる挑戦的な難易度がサイアムカントリークラブ オールドコースの大きな魅力となっています。

砲台グリーン

サイアムカントリークラブ オールドコースには、砲台グリーンが配置されています。

砲台グリーンというのは、フェアウェイより一段高く盛り上げられたグリーンのことです。その盛り上がった様が、砲台のように見えるため、そう呼ばれています。

砲台グリーンは通常のグリーンより一段高いため、ボールが転がり落ちやすいのが特徴です。グリーンを狙うときには、距離感を適切に図ることが重要になります。

高いスキルが要求されるので、上級者でも難しいです。

起伏があるフェアウェイ

サイアムカントリークラブ オールドコースの特徴として、フェアウェイの起伏が挙げられます。

全体的に穏やかな起伏があるのが特徴で、全てのショットに正確性が要求されるのが大きな魅力です。フェアウェイは深いバンカーと、木立に囲まれており、少しの油断がミスに繋がります。

サイアムカントリークラブ オールドコースの練習施設

サイアムカントリークラブ オールドコースには、さまざまな練習場があります。

• ドライビングレンジ
• アプローチ練習場
• バンカー練習場
• パッティンググリーン

アプローチとバンカーショットを練習できる専用練習場があり、サイアムカントリークラブ オールドコースの最大の特徴とも言えるバンカーでの練習ができるのが魅力です。

さらに、芝から打てるドライビングレンジも完備。300ヤード13打席で、実戦に近い感覚で練習できるので、ウォームアップから楽しめます。

サイアムカントリークラブ オールドコースのクラブハウス施設

サイアムカントリークラブ オールドコースのクラブハウスには、ロッカーやシャワー、乾燥設備などの設備が揃っています。乾燥設備があるのが嬉しいところ。汗をかいて汚れたウェアなどを乾燥させられます。

2階には、クラブハウスレストランがあり、落ち着いて食事が楽しめます。

さらに、ショップもあります。LPGAもタイのグッズの購入や、クラブのレンタルなどが可能です。オリジナルグッズだけでなく、最新のゴルフ用品の取扱もあります。

プレーを楽しんだ後に、お土産や記念品としてグッズを購入したりプレーを通して得た「こういうアイテムがあれば」という欲求を叶えたりできるのが、良いところです。

サイアムカントリークラブ オールドコースのレストラン情報

サイアムカントリークラブ オールドコースのレストランは、まるで高級ホテルのレストランのような品格が漂っています。綺麗な内装に、ダイニングバーのような調度品の数々、ゆったりとくつろげる空間です。

コースのパノラマの景色を眺めることもできます。

さらに、屋内だけでなく屋外バルコニーも完備。屋外で風を感じながら、景色と料理が楽しめるのが魅力的です。

レストランのメニューは、定番のタイ料理だけでなく、日本食メニューが充実しています。とんかつセット、和牛ステーキセット、豚汁、おにぎりなどがタイでも楽しめるのが魅力的です。

営業時間	6時～19時
休業	月曜日（祝日を除く）
座席数	160席（屋内）/40席（屋外）

サイアムカントリークラブ オールドコースのシーズンガイド

サイアムカントリークラブ オールドコースは、1年間を通してプレー可能。とはいえ、時期によって注意するべきことも。サイアムカントリークラブ オールドコースのシーズンガイドを紹介します。

ベストシーズンは11月～3月

サイアムカントリークラブ オールドコースでのプレーに最も適したシーズンは、11月から3月頃です。この時期は、タイの乾季にあたります。乾季は雨が滅多に降らず、気温も落ち着いているのが良いところです。高温多湿になりにくく、快適にラウンドを回れます。

ただ、この時期はトーナメントが開催されることもあります。2024年には2月22日から25日に、ホンダLPGAタイランドが開催されました。

午前中のプレーなら6月～10月でも

雨季にあたる6月から10月でも、午前中のプレーが楽しめます。この時期は、1日に数回のスコールが発生することのある時期です。午後に雨が降ると、フェアウェイが滑りやすくなります。正確性が落ち、スコアが悪化して思うように楽しめない可能性があるので、注意しましょう。

タイでは18ホールスループレーが基本で、それはサイアムカントリークラブ オールドコースでも変わりません。雨が降っていない日の午前中にプレーして、午後からは食事や観光をゆっくり楽しむのがおすすめです。

4月～5月は猛暑なので注意が必要

4月および5月は、タイの暑季にあたります。暑季は気温が30℃以上になることが多いので、注意が必要です。プレーは可能ですが、熱中症対策と紫外線対策はしっかりと行いましょう。サングラス、日焼け止め、帽子は必須です。

この時期に比較的快適にゴルフを楽しみたい場合は、早朝と夕方がおすすめ。この時間帯は比較的気温が低めなので、暑季のなかでは快適にプレーできる時間だと言えます。

サイアムカントリークラブ オールドコースは接待ゴルフ・コンペも楽しめる

• 高級感溢れるクラブハウス
• トーナメント開催実績が豊富であること
• 豊富なレストランメニュー

以上の理由から、サイアムカントリークラブ オールドコースは接待ゴルフやコンペにもおすすめです。

クラブハウスをはじめとして、全体的に高級感があります。そのうえ、ゴルフ好きにはたまらないような歴史を感じさせるところもあり、ゴルフが好きな方の接待には最適です。

そのうえ、レストランメニューが豊富なのも良いところ。タイ料理だけでなく日本食もあるので、食の好みによらず楽しめます。

サイアムカントリークラブ オールドコースに関するよくある質問

サイアムカントリークラブ オールドコースに関するよくある質問について解説していきます。

Q.ドレスコードはある？

A.サイアムカントリークラブ オールドコースには、ドレスコードがあります。プレー中は、襟付きのゴルフウェアの着用が必須です。Tシャツやジーンズ、サンダルなどは禁止になっています。

ほかにも、以下のような服装は禁止です。

• ジーンズ
• カーゴパンツ
• スウェットパンツ
• サンダル
• Tシャツ
• キャミソール

また、シャツの裾はズボンの中に入れる必要があります。

Q.キャディへのチップは必要？

A. サイアムカントリークラブ オールドコースでは、一人あたり500バーツ（約2385円）以上という指定があります。

300バーツというゴルフ場もあるので、比較的高めです。

ただ、その分サービスの良さは随一だと言えます。1人につき1人の専属キャディによる快適なプレー体験が2000円台で得られるので、お得です。

サイアムカントリークラブ オールドコースに限らず、タイではキャディへのチップが必要です。

まとめ

サイアムカントリークラブ オールドコースは、サイアムカントリークラブのなかでも最も深い歴史があり、トーナメント開催実績も豊富な正真正銘の名門コース。

起伏と砲台グリーン、そして数多くのバンカーによる高い戦略性が、多くのゴルファーを魅了しています。戦略性の高いコースで腕を磨きたい方、腕試しがしたい方におすすめのゴルフ場です。

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